父の入院手術を乗り越えて

前回のブログで、父は肺がんの可能性が指摘されており、もし、その場合には娘は公的援助を受けて、家とペットを守って貰うよう手配をしていた。
父はその後、PET検査をして、いよいよ9割程度肺がんの可能性があることがわかた。
そのため、3/4に入院し、3/5に胸腔鏡検査手術を受けることにした。
手術には次女が立ち会ってくれた。
胸腔鏡検査手術では、脇腹に3カ所穴を開けて、一つの穴にはカメラ用プローブを差し込み、他の二つの穴には施術用具を入れて、テレビモニターで視ながら施術するものである。
先ずは肺がんの可能性のある部位から組織をサンプリングして検査し、もし、悪性とわかれば引き続き、肺の摘出手術をするものである。
父としては手術当日もまだ肺がんとは信じられず、次女には、しっかり検査結果を聴くように頼んで、手術に臨んだ。
結果は、肺腺がんということであり、右肺の下葉を摘出し、リンパ節を2カ所郭清したが、転移がなかったとのことであった。
父は15歳の頃、右肺に結核を罹患していたので、肺の癒着があり、肺の摘出が難航し、手術は6時間に及んだそうである。
父は手術室を出るまで何の記憶もなく、手術室を出たときに次女から結果を聴かされ、がっかりした。
父が肺がんになる可能性として考えられる要因は、現役の頃、ヘビースモーカーの仲間達からの受動喫煙である。
父は家族のなかで一人肺結核に罹患したほど、元来、肺の免疫力が低いことがあり、今は人生の定めと思っている。

父の肺がんが初期で見つかったのは、血液検査で、腫瘍マーカーであるCEAが基準値を超えたことからである。
腫瘍マーカーはほんの目安にしかならないと言われているが、結果的には、これがなければ発見は遅れていたに違いない。
ただ、近藤誠医師に依ると、「検査でやっと見つかる癌は癌モドキのようなもので進展は少ないので、放置した方が良い」と言われているが、父は放置するほどの勇気は持ち得なかった。

肺がんの手術後、咳き、痰、傷の痛みなどは相当の苦痛であった。
父の場合、結核に依る肺の癒着があったこともあり、肺からの空気漏れがなかなか治まらず、退院まで時間がかかった。
それでも、3/13に退院した。(入院期間は9日間)

娘は父の入院当初は、張り切って、ヘルパーさんの仕事がないくらい家事に頑張ったようである。
しかし、だんだん、睡眠が不足して来て、次第にナーバスになって行ったようである。
父が退院したときには、かなり危うい状況になっていた。

本当に良いタイミングで退院できたものである。
抗精神病薬リスパダールを6mgから8mg、さらに12mg(一日量)へと一時的に増やしながら、対応して、現在は8mgで落ち着いてきている。

肺がんの手術後、咳きは一ヶ月くらい続くようであるが、父も咳きで苦しんできた。咳きをし過ぎて、腰痛を発症して、動きも鈍くなった。

娘は父の弱った姿を見たくないのか、最初は冷淡であったが、この頃は、率先して家事をしてくれるようになってきている。

娘も父も人生において、想定外の大変な経験をしたが、娘は自立の必要性を強く感じたことだろう。

これからは父にすべて頼るのではなく、引き続きヘルパーさんに入って貰い、公的支援を受けることを娘は望んでいる。
受けられるヘルパーさんからの援助は、家事援助(主に料理実習)が月に10時間以内、 移動支援(買い物や遊びなど)が月に24時間以内である。

父も今回の入院を通じて、娘が公的支援サービスを受けることが自立への近道とやっと得心できた。
今回の父の入院は娘の自立に向けたとても良い一歩になったようである。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 5

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント

チョコ
2013年04月06日 01:41
こんばんは。前回のブログを拝見して以来どうなされたかと思っていましたが、手術を受けられたとは。ちょうど1ヶ月が経ったところですね。苦しい思いをされたことでしょう。お嬢さんにも厳しい試練だったかもしれませんが、公的支援を受けて自立を目指す一歩になったわけですね。
全く人生には何がおこるかわからず、私も気をひきしめてかかります。お大事になされてください。
チャッピイパパ
2013年04月06日 16:04
チョコさん
 コメント有り難うございました。
 人生の中で、直面したくない出来事がいろいろ起こります。
 娘のような心が弱い人間は特に、そのような出来事が起きた時、現実から目を背けてしまい勝ちです。
 しかし、それでは親亡き後の自立はとても無理です。
 いろいろな現実に向き合うだけの心の強さを少しずつ鍛えるためには、親以外の他人との付き合いを増やすことがとても大事だと思うようになりました。
 これからは、ヘルパーさんだけでなく、ショートステイなどの施設も利用して、親離れを少しずつ進められたら良いなと思っております。
 今回のことは、父娘で、将来のことを考える良い経験になりました。
 チョコさん、どうかお身体大切に、頑張って下さい。

この記事へのトラックバック