帰省

娘はヘルパーさんとの関わりにも次第に慣れてきた。
ホームヘルプとして週2回、一事業所から3人のヘルパーさんが一人ずつローテーションで来訪し、昼食作りを一緒にしている。
また、移動ヘルプとして別の事業所から週1回、3人のヘルパーさんのローテーションで一人ずつが迎えに来て、買い物、お茶と食事、散策、カラオケなどに連れ出して貰っている。

ヘルプサービスを利用して半年、娘はお陰様で、人付き合いに少しずつ慣れ、料理やショッピング、外食、電車利用などに対する緊張感が減って来て、外出し易くなって来ている。

一方、父も漢方薬、食事改善、鍼治療の効果が出たようで、9月より、毎週1回のヨガ体操に復帰しており、体調も相当良くなって来た。

それで、この機会にかねてからの念願である、娘を連れての帰省をすることにした。

実家では母親が96歳で、姉と二人で暮らしている。
母親は、最近では心臓が悪くなり、入院することも何回かあり、認知症も出始めている。

父の思いは、
「まだ、母親が孫娘を憶えくれているうちに、心配をかけてきた娘の元気な姿を見せ、安心させてあげたい。また、肺がん手術の後の自分の回復度を見せて安心させてあげたい」
ということである。
帰省には、片道で私鉄など在来線を利用して約2時間、新幹線が約2時間、合計4時間の旅である。
故郷の駅からはレンタカーを利用した。

娘はおよそ30年ぶりの遠距離旅行であったが、何の緊張も示さず、旅を楽しんでいた。

故郷では娘のお婆ちゃんと伯母さんが、娘と父の元気な姿に涙して喜んでくれた。

今回は特に、娘に負担をかけないよう、親戚には声をかけず、故郷の滞在時間も2時間半と短くしていた。

それで、お爺ちゃんの墓参りと、喫茶店でコーヒーとスイーツを食べるくらいしかできなかった。

さっと行き、さっと帰る簡単な旅であったが、
娘にとって、社会の中で生きることの喜びを味わえた、とても良い体験になったと思う。

このブログの最初が、「電車恐怖克服への第一歩」であったことを思うと、娘はよくここまで回復してくれたものだ。

母親にもちょっとは安心させられたし、今後は父娘共、もっと回復して泊まりがけで帰省し、一層、安心させてあげたいと思った。

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この記事へのコメント

チョコ
2013年11月30日 02:11
こんにちは。故郷への旅行ができてよかったですね。片道4時間の旅は結構疲れます。でもおばあちゃんが喜んでくださり、お嬢さんも楽しむことができたのですね。
母親というのは本当に子供や孫が何歳になっても心配してくれます。私の母も認知症になってもなお、私がちゃんと生活できているのか、子供たちは元気なのかと、繰り返し尋ねます。
チャッピイパパさんもその後の回復が順調のご様子何よりです。次はきっと泊りがけでいらっしゃれますよ。
チャッピイパパ
2013年11月30日 13:42
こんにちは、チョコさん

いつも気に掛けて下さりありがとうございます。
いつか娘を連れて帰り、お爺ちゃんの墓参りするからね、と言い続けているうちに、父親が病気になって、心配をさらに掛ける羽目になってしまいました。
しかし、結果的には「禍を転じて福となす」のことわざのように、父の病気が娘の改善に役だったようです。
これからも、あせらずに暮らして行きたいと思っています。
有り難うございました。

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